
100年先を想う“数馬酒造”の「酒蔵の領域を超えた」使命
数馬酒造株式会社
更新日:2025年9月2日
酒蔵の再建と酒づくりの現状
代表取締役 数馬嘉一郎さん
委託醸造がターニングポイントに
販売課責任者・広報の数馬しほりさん
酒造の領域を超えた挑戦で、能登の魅力を高める
梅酒やリキュールもあります。美味しそうです
季節限定酒「竹葉 特別純米 ひやおろし」数馬酒造Facebookより
全国の地方の模範になっていく能登を見てほしい
数馬酒造グッズもたくさんあり、どれも可愛いです
事業者プロフィール
取材後記
1年後には、10年後にはどのようになっているか、想像しますか? と数馬社長に尋ねました。目標をお聞きして、そこに向かっての取り組みを聞きたいと思ったからです。 答えは「1年後10年後……というより、100年後、150年後を見据えているんです」。その答えを聞いて、私は、ハッとしました。 次世代、次々世代に渡すためを考えて、長いスパンで未来を見ていると。数馬社長は目標から逆算して計画を進めるというよりも、100年後を想いながらも「僕らが今できることをまずやっていく」と教えてくださいました。 インタビューの最後に、「小学生の自分に今の自分が声をかけるなら何と言いますか?」と数馬社長に聞きました。 そうすると「好きにやれ」と即答でした。これまでの人生であの時こうすれば良かったという後悔が一つもないため、「思うようにやれ」と伝えたいと思ったそうです。 広報のしほりさんにも同じ質問をすると、「小学生のころはいろんなことをしていたけれど、すべてのことがつながっているからねと伝えたいです」と教えてくれました。お二人のお話にジーンとしました。 帰りにお店でしほりさんおすすめの「竹葉 能登純米」を購入して岡山に持ち帰りました。まだ大事にとっていて、友人と会ったときに一緒に味わい、「能登に素敵な酒蔵さんがあってね」と話をしたいと思っています。
東岡英里子(ひがしおか・えりこ)
岡山県倉敷市在住です。偶然に「シロシル能登」を目にして、能登に行ってみたいと思い、プロボノライターに応募しました。 https://x.com/higashisan0055


